Cases
実績・事例
戦略的ロードマップに基づく全社DX・組織変革支援
プロジェクトの背景と課題
経営主導のロードマップ策定が追いつかず、現場レベルでの改善止まり
現場レベルでは、個別のツール導入や技術検証(PoC)が進められていたものの、取り組みは部分的に留まり、他社との差別化につながるほどのビジネスインパクトや、明確なROIを見通せない状況。そのため、経営層の関与のもと、オペレーティングモデルそのものの見直しを行い、組織・人材の育成を含めた中長期的なロードマップを策定していくことが求められていた。
アプローチと支援内容
「戦略策定」「PoC/実行」「拡張/改善」の3フェーズで推進する、実効性の高い変革アプローチ
テクノロジーの単発的な導入を目的とするのではなく、ビジネス課題の整理と解決を起点に、中長期的な視点でクライアントに伴走。

Phase 1 : 経営層の関与を前提としたDXロードマップの策定(〜3ヶ月)
経営層および現場リーダーを交えたワークショップを通じて、理想と現状の整理を行い、業務課題を明確化。DXユースケースの洗い出しや生成AIを適用すべきドメイン・業務プロセスの整理、ドメイン別ユースケースの優先順位付けを実施。
あわせて、DX成熟度の定期的な診断や将来を見据えたIT人材計画の検討を行い変革を推進する、「Transformation Office(変革推進室)」を設置。
Phase 2 : 生成AIによるドメイン変革とPoC(4〜10ヶ月)
特定した優先ドメインを対象に、効果検証およびソリューション検証を目的としたPoCを一部プロセスで実施。
- 基本機能の検証
製品知識に関する回答精度など、AIモデルの精度やユーザビリティを確認。
- 業務プロセスへの適用検証
特定の業務プロセスに適用し、従来プロセスとの差分を可視化。
単なるAI導入にとどまらず、必要に応じた外部の専門人材の活用を前提とした業務フローの見直しを行い、現場業務に即した形での変革を推進。
Phase 3 : 全社展開と組織能力の向上(11ヶ月〜)
PoCを通じて得られた知見を全社へ展開するため、テクノロジーだけでなく、「人・組織・データ」を含めた包括的な推進体制を構築。
- テクノロジー/データ
生成AIソリューションを継続的に機能強化するためのデータ基盤整備、およびデータガバナンス(体制・倫理・セキュリティ)の設計と実装。
- 組織/人材体制強化
アジャイル体制の立ち上げ支援や、アナリティクスやプロダクトオーナー人材を育成するリスキリング研修を社員向けに実施。自社内で主体的に運用・改善できる体制づくりを支援。
Key Success Factors
本プロジェクトのポイント
「戦略」から「組織体制構築」まで複数の領域における施策を統合的に推進
1.Strategy(戦略・変革管理)
経営アジェンダとしてのビジョン策定から、現場での理解促進や定着を見据えたチェンジマネジメントまでを一貫してリード。
2.Talent & Organization(人材・組織)
要員計画の検討や人事制度の見直し、オンボーディング体験の改善を通じて、DXを中長期的に担う人材・組織づくりを支援。
3.Operating Model(業務プロセス)
機能を横断した自律的なチーム組織の導入や評価指標の設計を通じ、環境変化に応じて柔軟に改善を重ねられる業務プロセスを整備。
4.Technology & Data(技術・データ)
将来を見据えたシステムアーキテクチャの理想状態を整理し、データドメインの検証からガバナンス体制の設計まで、拡張性と安全性を考慮した技術基盤を構築。


